令和6年9月の活動の概要です。
この月にやったことは、
- 木製フレームのロードバイクの製作
- 設備(ボール盤のスタンド)の製作
- 木工旋盤による木製食器製作
- 自作PCワークショップ
- 摺り漆体験教室
- 自作天体望遠鏡の調整と観望
などです。
一方でDiscordボットを作る、ローカルで動かす生成AIシステムの研究をするといったIT分野の活動をしています。
ZIKUUは、分野横断的な制作活動やオープンソースの利用を推進し、どんなことにも興味を持って挑戦するという考え方を大事にしています。これは、モノづくりの行為の中に、いくつかの分野の知識と技術を合わせて使用することが含まれます。
これを書いている令和6年10月2日の時点では、木工旋盤、ウクレレ製作、レザークラフト、摺り漆、自作PCの体験教室やワークショップを開催しており、モノづくりを始める際の敷居を下げる活動もしています。やってみると、案外できてしまうことも多いため、少しでも興味を持った方にはこれらの体験教室への参加をお勧めします。一歩踏み出せないという方は、こちらも合わせてお読みください→「不器用な人、話下手な人」
多くの地方都市が人口減少、少子化、産業の衰退への対応で地域おこし活動を取り行っています。上野原市もその中の1つです。
日本は、可住面積あたりの人口が多い国なので、わずか一部の人口が減ることには心配する必要はないかもしれません。しかし、労働力や生産力・供給力などが域外に流出してしまうことの方が心配です。
幸せの定義は人それぞれだと思いますが、私たちは家族が一体となって暮らす、学校や仕事が地域にあるということが幸せに暮らすのに必要なことだと考えます。せっかく大きな予算を割いて子育て支援をしても、大人になったら域外に引っ越してしまい、家族と一緒に暮らせないという状況を望む人は少ないのではないでしょうか。10人の赤ちゃんが産まれたら20年後には10人分の仕事が必要です。したがって具体的にそのような目標を持って大人たちが行動しないといけません。子育て期間の支援については、どの自治体もそれなりの予算を当てて取り組んでいます。ですので、ZIKUUはそのような支援よりも仕事を作る方を優先しています。
「若者のキャリアパスを考える 〜 2030年から2050年の社会予測」という塾長ブログの記事で、近未来の変化について書いています。エッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちの仕事がそうそう簡単に無くなることはないと思いますが、それらの仕事に加えて近未来に起こり得る変化には対応していかなければなりません。
ZIKUUはこの地に骨を埋める覚悟で、人々が挑戦を繰り返せる場所を作る活動していきます。