2030年を生き抜くために ― 第5回
未来は自分でつくる
こんにちは。モノづくり塾ZIKUUの塾長、椿です。
この連載では、「2030年問題とは何か」から始まり、地域に迫る課題、テクノロジーの可能性、そしてアナログとデジタルの二刀流について考えてきました。
最終回の今回は、そのすべてを踏まえてお伝えしたいメッセージ――未来は自分でつくる です。
未来は待っていても来ない
2030年問題をただ「不安」として受け止めていると、未来は外から押し寄せてくるものになってしまいます。
「人口が減るから仕方ない」「働き手が足りないから不便になる」――そう諦めるのは簡単です。
けれども、未来は自然現象のようにただ訪れるのではなく、私たちの行動の積み重ねによって形づくられる のです。
小さな一歩が未来を変える
未来をつくると聞くと、大きな挑戦を想像するかもしれません。
でも実際には、小さな一歩から始まります。
- 空き家を片付けて、使えるスペースをつくる
- 身近な道具を直して、長く使う
- 新しい技術に触れてみる
- 友人や家族と「こんな未来がいいね」と語り合う
こうした一歩が積み重なって、地域の未来を変えていくのです。
ZIKUUでの取り組み
モノづくり塾ZIKUUは、その一歩を応援する場でありたいと考えています。
木工や金工のような手仕事に触れ、同時にAIやデジタルの可能性を学ぶ。
子どもも大人も一緒になって「つくる」経験を積むことで、誰もが自分の未来を自分で形にする力を養うことができます。
私たちは「2030年問題」を、単なる危機ではなく、未来を自分で描き直すチャンス として捉えています。
読者へのメッセージ
この連載を通じてお伝えしたかったことは、とてもシンプルです。
未来は、与えられるものではなく、自分でつくるもの。
どんなに社会が変化しても、手を動かし、学び、挑戦することで、自分の人生も、地域の未来も変えていけます。
2030年に向けて、あなたはどんな未来をつくりますか?
連載を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
モノづくり塾ZIKUUは、これからも地域に根ざしながら「二刀流の人材」を育て、未来をともにつくっていきます。