ノートPCの余生

2つ前の投稿でLinux搭載のノートPCのことをかきました。Windows 11が対応しない少し古いノートPCは、Linuxをインストールして延命するのが普通です。確か第8世代インテルCPU以降がWindows 11対応だったと思いますが、それより古いPC、例えばCore 2 Duo搭載の古いPCもLinuxをインストールして使えます。

デスクトップ環境の動きが重いなと思ったら次の手があります。それはサーバーとしての用途。

モノづくり塾で推奨しているUbuntu系のUbuntuやLinux Mintの場合は、次のコマンドで画面を閉じたときにスリープやサスペンドしないように設定します。

$ sudo systemctl mask sleep.target suspend.target hibernate.target hybrid-sleep.target

さらに /etc/systemd/longind.confを編集して、次の行を追加します。

HandleLidSwitch=ignore
HandleLidSwitchDocked=ignore

これでリブートすれば、画面を閉じてもスリープやサスペンドせずに運用できます。バッテリーを搭載しているので電源の瞬断に強く、省電力CPU搭載なので電力消費も少ない。サーバーとしての使い勝手が良いです。

上の写真は第6世代Core i5(2コア4スレッド)搭載のノートPCでスピーカーが壊れていて音が出ません。2万円くらいで購入できたと記憶しています。当初はこれでLinux from scratch (Linuxをソースコードからビルドする)をやっていました。そんなPCでもプログラミングの勉強やWebサイトの閲覧などで十分に使えますが、あまり使う機会がなくなったので、固定IPアドレスを割り当てて塾のサーバーにしました。様々な実験用のサーバーとして余生を送ってもらいます。

以下、自分の好みですが、Web UIでサーバー管理ができるWebminとDockerコンテナを管理するPortainerインストールします。モノづくり塾のサーバーとデスクトップ(すべてLinuxです)のすべてにこれらをインストールしています。

Webmin

Portainer

SDRデバイスを繋げて無線サーバーにしても良いし、SSDを増設してファイルサーバーにするのも良いですね。数台あればサーバークラスターを作って勉強したり運用するのもありです。

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