モノづくり塾『ZIKUU』だより – 令和7年10月

10月に入って、ここ山梨県上野原市はすっかり秋の景色です。そして冬に向かって寒さを増してきました。

10月は、AI研究・木工・思想・社会観察が交錯した充実の月でした。
AI塾長のコンセプトが固まりはじめ、ZIKUU Web Architecture(ZWA)構想が前進。
一方で、木工旋盤やテーブルソーに関する、日々のモノづくり関係のテーマもあり、ZIKUUの現場と思想の両輪がつながって見えてきました。以下に、この月にあった代表的な事柄についてまとめました。

AI/思想

AI塾長 ― 文体と倫理を内包するLoRA人格形成パイプライン(要約版)(10/28)

ZIKUUが提唱する「AI塾長」プロジェクトの要約。
LoRA微調整によって文体・倫理・判断基準を内包するAI人格を形成する実験が本格化。
単なる自動応答モデルではなく、“哲学をもつAI”という理想像を描きました。

ZIKUUのAI研究〜AI塾長(10/20)

AI塾長構想の背景と研究目的を解説
塾長=椿が、AIを「教育の補助」ではなく「人間の内面を写す鏡」として捉える視点が示される。

日本的LLMオーケストレーションの思想的・文化的基盤(10/11)

日本の文化的背景(“間”“和”“職人性”)を踏まえたLLMの設計思想
「性能」よりも「関係性」を重視するZIKUU的AI観の基礎理論。

ZIKUU Web Architecture:現代Web開発における統一的アーキテクチャの再構築(10/14)

ZIKUUシステム群の根幹にあるZWA(ZIKUU Web Architecture)構想の詳細。
AIによる時事ニュース透明化ツール「AI Transparent Monitor」や多神的AI協調システム「KAGURA」など、多層的なZIKUUソフト群の基盤を定義。
技術と思想が同じ文脈で語られる、ZIKUUらしい記事です。

木工/溶接/製作

木工旋盤で小笛を作る体験(10/13)

木工旋盤での細工練習。過去に体験教室を受講した方がお見えになり、そのフォローアップというわけではありませんが、木工旋盤による加工を楽しんでいただきました

木工旋盤のバイトセットを追加する(10/11)

木工旋盤利用者が増えてきたので、バイトセットを追加購入しました。塾生からの入塾費や月謝はなるべく塾生に還元できるように、設備投資に回しています。

テーブルソーのスタンドがほぼ完成/アクセサリー製作(10/7〜10/12)

テーブルソーを導入し、スタンドやアクセサリーを自作しました。テーブルソーは導入早々塾生たちの人気設備の一つになりました。

技術/環境

練習用PCを購入・スタンド製作(10/8〜10/9)

コミュニティー向けサーバーの構築練習をするPCを購入しました。コミュニティーDXと呼ぶ、ZIKUU提案の一角です。

社会/文化

かつて日本には所得倍増計画というのがあった(10/13)

戦後日本の成長モデルを振り返り、日本社会を立て直す方策について踏み込んで書いています

大谷翔平という『在り方』(10/25)

大谷選手を通して“働く”ことの意味や、何かに献身的に打ち込んだ人が成し遂げた成熟について論じています

編集後記

今月の塾長は、ほぼAI関連のソフトウェア開発に浸かっていました。昼は工房の設備の維持管理や環境整備、ITシステム管理の手法の確立と文書化を、夜はソフトウェア開発をと、だいぶ睡眠時間を削っていました。今月から、正式にホームページに「AI研究」ページを設け、ZIKUUで行われている研究を紹介しています。

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