子や孫の世代のことを考える

男女共同参画と言って子育てについて議論している場面に出くわすと違和感があることがあります。

子育てというのは、乳児幼児児童の世話をすることだけではなく、子供達が大人になった時に社会で活躍できる基盤を作ることも含まれますが、これまでは主に前者を女性が後者を男性がやってきました。最近は女性が以前は男性がやっていた仕事をしている姿を見ることがありますが、進んで男性がやってきた仕事に進出する女性は少ないです。3Kと呼んで蔑んでいるような仕事をやりたがる女性は少ない。

身勝手な欲望の発露として平等や男女共同を訴えている場合が多くないですか?ご都合主義、利己的。そんな言葉が思いつきます。

それで子供の未来を考えていることになりますか?

加えて最近は男性も女性も自分のことしか考えていないのではと思うこともあります。

モノづくり塾を構想するに当たっていくつもの地域で行われている地域活動を見てきましたが、どこに行っても客寄せ的な体験教室やワークショップ、自然を売り物にした観光。そんなものばかりです。

そういうことの先に子供や孫が大人になって活躍できる社会がありますか?

教育も間違っていると思います。

取り柄があるのが良い、自己実現だと言ってきましたよね。それをやると自分のことばかり考えるようになりますよ。

仕事は最初に他人のため、残りの時間で自分のため、そんな感じでやるのが良いです。なぜならあらゆる事や物は誰かがやってくれた結果として私たちが手に入れられるようになっているから。奉仕の精神なんて立派なことではなく当たり前のことです。そう自然に思えないならば教育の失敗例です。

日本人はこれから減ります。今のままでは生産も物流も日本人だけでやれなくなります。必要なものが手に入らないようになっても、芸術だスポーツだ自然が素晴らしいと言っていられるでしょうか?日本人が経営する日本人のための会社も減る傾向です。子供や孫が大人になったときに仕事があるんでしょうか?

人口減少した社会で、もしかすると外国人に支配された社会で、生き抜ける人間を作るのが今の教育に求められることですし、それだけが大事だと言っても良いと思います。学校の先生たちはそのように思って生きているでしょうか?お父さんお母さん大人たちがそのように考えて生きているでしょうか?

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