ZIKUU現代批評〜考えることを忘れた社会へ

― 教育・行政・そして私たち自身の再起動 ― 序文 ― 思考の静止と、再生のための場所 この国は、静かに考えることをやめている。それは突然ではなく、ゆっくりと、心地よく進行してきた。 「前例どおりに」「安全に」「みんなと … 続きを読む

移民、ジェンダー、ソーラーパネルの問題は、国際テンプレートに従う官僚制度にあった!

最近の日本社会では、さまざまな問題が同時に噴き出している。毎日、SNSではアイツが悪い、コイツが悪いと言い合っているが、一向に問題は解決しない。 移民政策、ジェンダー政策、そしてソーラーパネルによる環境破壊。まるで別々の … 続きを読む

週末科学者のすすめ

— 反応ではなく、観察と構築で生きるために 私たちが生きているこの社会は、便利になったはずなのに、どこか息苦しい。ニュースに反応し、流行に反応し、他人の評価に反応する。人々は反射神経だけで動き、考えることを忘れてしまった … 続きを読む

目覚めた夢 ― 模造保守と戦後日本の病理

戦後日本の言論空間では、近年「目が覚めた」と称する人々が増えている。SNSを中心に、不法移民や外国人観光客への違和感を契機として、自らを“保守的”と位置づけ、高市早苗や櫻井よしこらを称賛する姿が目立つ。しかしその「目覚め … 続きを読む

連載「Z世代=未来をつくるみなさんへ」最終回〜仲間と未来をデザインする

これからの時代、一人の力だけで未来を切り拓くのは難しくなっています。AIやテクノロジーが進化するほどに、必要とされるのは「人と人がどう協力できるか」という力です。 Z世代のみなさんの強みは、協調やシェアを自然にできること … 続きを読む

大谷翔平という「在り方」

凄かった!2,3日余韻が残りました。 メジャーリーグのナショナルリーグ決勝シリーズの第4戦。大谷翔平が先発し、七回無失点、十奪三振。打っては場外を含む三本のホームラン。誰もが数字でその偉業を語った。けれど、見るべきところ … 続きを読む

オープンソースと教育の親和性

オープンソースの精神は、理念ではなく実践の教育です。子どもたちは、使い方よりも仕組みを学び、与えられるよりも、自ら考え動く力を身につけます。そこにこそ、教育の原点と本当の効果があります。 ― 教える側の「学び直し」が、子 … 続きを読む

人が「綺麗事」に弱い理由

綺麗事の裏には利権や金儲けがある。そうとわかっていてもなかなかやめられない。それには理由がある。その理由を理解した上で、綺麗事を疑い、綺麗事を言わないようにしたいものです。 1. 心理的理由 ― 「安心」と「正当化」を求 … 続きを読む

日本の政治家が言う「スパイ防止法」

あなたはグローバリズムがお好き? 政治家が「スパイ防止法」と言うとき、その対象がどこに向いているのかをよく見る必要がある。日本の安全保障や経済主権の問題は、常に「どこの国の利益を優先しているのか」という文脈で見ないと本質 … 続きを読む

木が返す力 ― 500kmの果てに見えたロードバイクのかたち

金属でもカーボンでもない、木が返す力。500kmを走るライダーの身体と呼吸を合わせるために、私はタモでロードバイクを作った。数ミリのしなりが、次の一踏みを押し出す。 1. 500kmの壁 40代を過ぎてから始めたロードバ … 続きを読む