火星への移住〜CADや3Dプリンターのススメ

モノづくり塾『ZIKUU』はモノづくりを通じて理解を促す、身に付けることを目標とする社会教育施設という位置づけの機関として活動を開始しました。

近い将来、火星移住時代が到来するかもしれません。

イーロン・マスク氏が率いるSpaceX社は火星への移住を目指した技術開発をしています。これは人類にとって新たな挑戦であり、未来を拓くための壮大なビジョンと言えるでしょう。地球よりも厳しい環境での居住施設の建設には、3DプリンターやAI搭載ロボットが利用されることになるでしょうし、その実現には様々な分野が融合した先端技術が必要となります。

モノづくり塾『ZIKUU』では、「実践」を通して未来への夢を育てていくことが重要だと考えています。

1. STEM教育の枠組みを超えた学び:

STEMとは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の頭文字をとった造語です。単にSTEM分野の知識を学ぶのではなく、CAD、設計、製作に至るまでの工程を体験することで、子どもたちの創造性を育成します。私たちはこれを率先垂範するために3Dプリンターを用いて天体望遠鏡を製作したり塾建屋のセルフビルドをしてきました。JAXA主催の宇宙教育指導者セミナーを受講するなどもしてきました。

2. 未来都市建設への視点を融合:

3Dプリンターによる宇宙建築物やAI搭載ロボットを活用した農業システムなど、未来都市に必要な技術について学ぶきっかけを提供し、将来、実際に火星で活動するエンジニアや科学者を目指す子どもたちが夢を見られるようにしたい。

3. 実践的な経験を通して「モノづくり」の精神を育む:

建物のセルフビルドを通じて、設計図作成から施工、完成までの工程を体験することで、計画性、問題解決能力、チームワークなど、様々なスキルを身につけることができると考えています。これらの力は、未来の技術革新にも不可欠な要素です。

4. 地域と連携した「モノづくり」活動:

地域社会の地域課題解決に向けた実践的な取り組みを推進することで、未来作りに貢献する人材育成を目指したいと思っています。

塾は高度な専門知識を教える学校ではありませんが、未来作りの端緒としてCADや3Dプリンター、電子工作やロボット製作、AIなどを体験ができる機会を作ることができます。自主性や計画性、チームワークは、一緒にモノづくりを進める中で自然に身に付くはずですから、面白いと感じた子どもたちは自ら学び、自らの道を切り拓くと信じています。私たちは大人の教えたことを忠実に実行する子どもを求めているのではなく、私たちには到底想像もできないようなことをやる未来の大人が現れることを期待しています。その端緒としてCADや3Dプリンターを学んでみて欲しいのです。

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