意義があると思うことや価値があると思うことで、希望が少しでもあれば、極端なマイナスがない限りやろうと思っています。
勤め人を辞めて小さな工房を始める時に、それで十分な収入を得られるとは思ってはいませんでしたが、やらないと後悔すると思い一歩踏み出しました。今でも初心を忘れずにやっています。
さて、まだプロジェクトとして動き出してはいませんが、面白い話をしているところです。
ある山間にマウンテンバイク用のトレールコースを作っている(私よりだいぶ)若い方々がおり、年内には完成の見込みのようです。
完成したコースを走るのが楽しみです。
で、走るだけじゃなくて、木製フレームのマウンテンバイクも作ろうかという話になっています。
きっとこんな感じのものが出来るんでしょう。ダウンチューブをもっと太くしますが。
マウンテンバイクのフレームは、ヘッドチューブとダウンチューブの接合部付近やシートチューブとダウンチューブの接合部付近が折れることが多いと聞きました。
先日作ったロードバイクでは、チューブ同士の接合方法を変えて、より強度を高めましたが、多少の重量増に目を瞑って、折れやすい箇所の中空加工を控えめに、あるいはしないで、さらに強度を高めれば通用しそうだと思っています。
元々、自転車を製作販売して儲けるのが第一の目的ではありませんから、タイトルの「希望が少しでもあれば」はこの制作に関してではありません。
前振りが長くなりました。
人口減少、少子化、地域おこし、地産地消・・・
そんな言葉がよく聞かれる地方都市や所謂田舎。
どこも子供たちは大きくなると都会の学校や会社に行ってしまいます。
そんな地域に必要な少子化・人口減少対策とは、インフラ、学校、仕事を作ることだと思うんです。出産・育児の支援に予算や労力を割いても、大人になったらいなくなっちゃう。人材が流出するばかりです。なので優先度が高いのはインフラ、学校、仕事ではないですか?インフラが良ければ、良い学校があれば、良い仕事があれば引っ越してくる人も増えるでしょう。人材をいかに引き入れるか留まってもらえるかが大事ですよね。
モノづくり塾を始めたのは、教育施設として、職能や技術を身に付ける場として貢献できると思ったからですし、やらないといけないと思ったからです。
マウンテンバイクのコースがあれば、スポーツやレジャーを楽しめる場所になります。
地元で伐採した木を使ったマウンテンバイクを作れば、地産地消活動になるし、作り方を指導すれば地域の若者が起業できるかもしれません。
さらにコースに併設してモノづくり体験ができる施設を作れば、モノづくり塾のような社会教育や技能訓練ができるかもしれません。
人口減少、少子化、地域おこし、地産地消。これらすべてに対処できると考えています。
私はこのことに希望を見出しています。
逆にお客さんを呼ぶ観光などには手が回らないので、得意な人にお任せすることになります。