プログラマー初心者向けPCを組む場合

以前にも自作PCの記事を投稿しましたが、PC部品は年々高性能化するので時々「今ならこんな組み合わせで組む」というの書きたいと思います。

今回はプログラミングを含むIT技術一般を学ぶのにちょうどいい安価な組み合わせを、拡張性を重視する/重視しない場合の2種類について書きます。どちらもモニター、キーボード、マウスを含みません。Linuxを使うならOSは無料ですが、Windowsを使う場合は別途Windowsを購入する必要があります。

拡張性を重視する場合

後々、部品を交換して性能アップを狙える組み合わせです。

  • CPU: Ryzen 5 7600
  • メモリー: DDR5 5200MHz 16GB x 2の合計32GB
  • SSD: M.2 1TB Pcie gen4 Nvme
  • CPUファン: CPU付属のもの
  • マザーボード: B650チップセット搭載M-ATXマザーボード
  • PCケース: M-ATXの安価なもの

これで90,000円くらいです。アマゾンの購入リスト

拡張方法は次のようなものがあります。

  • CPUを上位機種に変更する
  • メモリを大容量のものに交換する
  • メモリを増設する
  • SSDを大容量のものに交換する
  • SSDを増設する
  • 外部GPUを取り付ける

拡張の指針です。

  • AIを学ぶなら、外部GPUの取り付けは必須です。高速なGPUを取り付ける場合は電源も大容量のものに交換します必要に応じてCPU、メモリ、SSDも上位・大容量のものに交換します。
  • 3Dグラフィックスを本格的に学ぶなら、外部GPUの取り付けは必須ですが、AIの場合よりも安価なGPUで良いでしょう。

拡張性を重視しない場合

拡張性はあまりないけれど、当面は過不足なく使用できる組み合わせです。

  • CPU: Ryzen 5 8500G
  • メモリー: DDR5 5200MHz 16GB x 2の合計32GB
  • SSD: M.2 1TB Pcie gen4 Nvme
  • マザーボード+CPUケース: ASRock DeskMini x600
  • CPUファン: DeskMini付属のものかCPU付属のもの

これで80,000円くらいの金額になります。アマゾンの購入リスト

外部GPUの取り付けはできませんが、CPUを上位のものに交換する、メモリやSSDを大容量のものに交換するといった拡張はできます。

これらの組み合わせに、モニター・キーボード・マウス(20,000〜)を追加します。

どちらの場合も、当分は不満なく使用できると思いますし、私もこれくらいの性能で満足すると思います。

「プログラミングの勉強はしたいけど、そんなに出せない」という人もガッカリしないでください。私が使っているPCは6年前に購入したノートPCです。今、中古で購入すると30,000〜40,000で購入できます。AIの勉強には不十分ですが、それ以外のことなら大抵やれますし、Linuxを使うなら、ソフトウェアの購入費用はゼロです。

余談ですが、はじめてのLinuxにはLinux Mintをオススメします。インストール後のセットアップが楽なのではじめてでも戸惑いが少ないと思います。

プログラミングを始める敷居はそれほど高くありません。

PCの自作、Linuxのインストールや使い方、プログラミング。モノづくり塾ですべて学べます。

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