AIの代名詞のように扱われているChatGPTですが、最近少し熱狂が収まったような気がしませんか?
OpenAIのChatGPTが一躍有名になりましたが、Facebookを運営するMeta、Google、OpenAIに出資したMicrosoftなどの所謂ビッグテックは争うようにAIへの投資をしています。
現在のChatGPTを動かすには1台200万円も300万年もするGPUを数台搭載したサーバーを千台単位で動かし、原子力発電所1基分の電力を使い、多数の低賃金労働によってデータの検証や分類を行って学習データを作っていると言われます。また無許可で人々の作成した文章などを学習に使っていると批判されてもいます。元々オープンソースで行くはずだったOpenAIはMicrosoftの資金が入りオープンソース路線を辞めました。ChatGPTは結構な力技なのです。
画像認識AIの学習用に画像にマス目を入れてラベル付け(ここに写っているのは犬のような前処理)をするのですが、不特定多数の非正規雇用者(アルバイト)を雇って奴隷労働のようなことをさせています。職にあぶれた人や貧困層の小遣い稼ぎという需要を作っています。
西洋人って奴隷が好きですよね。
巷では毎月10ほどのChatGPT競合サービスが登場していると言われています。
これは
・オープンソースのシステムや学習済みモデルがいくつも登場した
・学習時の負荷を軽減する方法が提案・開発・公開されてOpenAIのような大規模なシステムを持っていなくても学習が行えるようになった
・学習データ(データセット)を容易に準備できるようになった
などの条件が揃ってきたためです。
システム供給側はポストChatGPTモードに入っていて、システム消費側がChatGPT凄い!と言って歓喜しているというのが現状ではないかと思います。テレビや新聞や所謂有名人が騒ぐ時というのはたいていこんな感じです。
オープンシステムはソースコードが公開されるために衆人監視のもとで開発が進みますし、学習用の題材やより進歩的なソフトウェアの種になります。私企業が独占的に秘匿する技術ではありませんから、変なことをすればすぐにバレます。
モノづくり塾ではオープンソースを利用を推奨しています。それは支配・独占・独裁・独善・奴隷労働というものを嫌うからです。
WindowsはPCを買えば入っていて何もしなくても使えて楽です。対してLinuxは自分でインストールしなければならず多少の知識が必要です。ほんの少しです。嫌だ面倒だと言わずに少しだけ知識を身に付けるだけで自由な立ち位置を得られます。