塾の運用マニュアル

このページにあるように、モノづくり塾には多くの機材があります。収入のほとんどは設備充実のために使われるので、これがさらに増えていくことになります。

製品付属のマニュアルも重要な資料ですが、塾で製作したものが増えてくると、それだけでは間に合いませんし、製品のマニュアルでは伝えきれない、現場で使って覚えたり気付いたりしたことを知識として蓄積するのも大事です。

だからと言って、すべての機材のマニュアルを本のような体裁で作るのは無理です。

だったら、触りながら覚えたことや気付いたことをメモとして残して、データベース化した方が良いだろうと思い立って作り始めたのがこれ。

使用するのは塾の中という場合が多いだろうし、塾の外に機材を持ち出したときはVPNで接続すれば良いので、これを塾のサーバーで稼働させます。

機材と場所のマスター管理、点検サイクル管理、消耗品の在庫管理、そしてこのアプリの最も重要な写真付きのメモの管理があります。

スマートフォンを使い、片手で手軽に操作できるようにします。この手軽さが最も大事かもしれません。

PWA(プログレッシブWebアプリ)にするので、オフラインでもデータ保存ができて、塾のLAN繋がったときにサーバーと同期する仕組みになります。

自動カンナの刃を交換したときに、写真を撮って「ここを触ると手を切るよ」みたいにメモを残していく。サーバーにVPNクライアント追加するときに、スクリーンショットを取って「このコマンドを実行するとこういう表示があるよ」みたいにメモを残していく。あるいは製品マニュアルのページを写真に撮って「このページを見ればよくわかるよ」みたいなメモを残す。

最終的には、AIを使って蓄積したメモをまとめてマニュアルに仕立てることも検討します。

こういう仕組みがあれば、私が一人で頑張らなくてもいいんです。私がいなくなっても、設備を維持できるようになります。いつかは誰かが引き継ぐことになる施設です。

これは私の考え方の一つですが、「自分の仕事は良い形で誰かに譲り渡し、自分の仕事を無くす」「空いた時間は新しいことへの挑戦に使う」のが良いと思うんです。仕事や地位にしがみつかない考え方です。

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