事業継続計画

東北大震災の前後辺りからBCP (事業継続計画)という言葉をよく聞くようになりました。

これは戦争や紛争、災害などが発生しても中核事業を継続できるように準備・計画するというものです。

モノづくり塾で稼働させるサーバーと並んで写っているのがUPS (無停電電源装置)です。バッテリーが内蔵されていて電気が止まっても給電を継続します。サージ保護回路が内蔵されているので落雷時にも安定した電気を供給してくれます。

サーバーとはUSBケーブルで接続されており、無停電電源装置が発する信号をサーバーが監視し、電気が止まったときには自動的かつ安全にサーバーを停止できます。

モノづくり塾では大事なデータやインターネット接続を護るために、サーバーとインターネットルーターを無停電電源装置に接続します。

大きな災害などで長期間電気が止まった場合に備えて、ソーラーパネル発電機とエンジン発電機を備えます。前者は主に情報機器を動かすため、後者は機械や電動工具を動かすためです。生産機能を維持することが狙いです。加えて水や食料の備蓄や安全な調達手段があれば、ある程度は自力で活動を継続できることになります。

将来的何かの理由で現在と同じインフラが機能しなくなる可能性もあります。エネルギー、食料、水、医療品などの他にも機動力や通信手段も生命線となるでしょう。自転車やオートバイ、4輪駆動車などの用意も必要かもしれませんし、以前紹介したSDRのような無線装置も役に立つかもしれません。

モノづくり塾は子供やそのご家族が集まる場所ですので、何が起きても落ち着いて行動できる大人と準備があればみんなが安心して活動ができます。

ちなみにバッテリーが内蔵されているノートPCは停電に強いコンピューターですので、個人宅でサーバーとして運用すると良いかもしれません。中古品の型遅れノートPCなどを利用すれば出費も少なくて済みます。

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