ZWA(ZIKUU Web Architecture)の論文に書いたように、アプリケーション開発環境を再定義する作業を始めました。
ソフトウェアって、動けばいい、機能が満たされればいい、だけでは駄目なんですよね。社会や利用者の変化に合わせて成長できないといけない。だから、アーキテクチャーがわかりやすく柔軟で変更に耐える構造になっていないといけない。
今のWeb系の技術は、粒度バラバラ、思想バラバラ、設計バラバラのものを組み合わせて、消費するスタイルです。新しい言葉や概念(実際はそんなに新しくも画期的でもない)が次から次へと出てきて、そういうものを器用に使いこなすのが良いことのような風潮がありますが、そういうプログラマーはAIによって淘汰されます。
今、ZIKUUでやっているのは、粒度のバランス、コンポーネントの柔らかさ硬さ、みたいなものを綺麗に設計したフレームワークの開発。手本はNeXTの設計思想。それを現代の技術で再生する感じです。
ZIKUUの場合は、AIアプリケーションをたくさん作ります。AIといえばPythonを使うことが多いので、まずはPython版を完成させようと思っています。
次から次へと出てくる新しくもない新しいものを追いかける、つまり、外部要因に依存することは、自立という観点から見ると望ましくない。本当は、企業にしても共同体にしても、知的資産は自前で持っていた方がいいんですよ。
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