ある学者が唱えた文明レベルがカルダシェフ・スケール。レベル1になると、地球に降り注ぐ太陽エネルギーを100%コントロールできるという。現在は1%も使っていない。
上の図は、ZIKUUが構築中の共同体モデルです。
身体系には、設備や技術(すでにある)
神経系には、Nerveというソフトウェア(すでに動き始めている)
頭脳系には、AIシステム(仕様書を書いている最中)
精神系には、倫理や教養(すでにある)
身体から得た情報が神経を通じて頭脳に送られて反応が返される。その頭脳は精神によってチューニングされる。これが、自律的に勝手に回る構造体。
ZIKUUはモノづくり工房ではなくて、文明の構造体です。
これが完成したら、次は、この構造体を複製する、ミニチュア版を生成するという段階に移行する予定です。それができると、例えば、森の中に建てた小屋がZIKUUと同じ機能を持って動き出す、みたいなことが可能になります。
ここから先は妄想です。
もし人工衛星を所有できたら。
このシステムの身体系以外を宇宙で動かせる。
当初は、
- ソーラー発電――大気ロスゼロ、24時間発電、重力がないのでパネルの巨大化が可能
- 宇宙専用冷却ラジエター――重力がないので巨大化が可能
- 小型データセンター――AI塾長やKAGURA(精神を注入した頭脳)、Nerve宇宙ノード(神経)
- 通信――Starlink互換バンド、小型データセンターのメッシュネットワーク
みたいな構成が考えられます。
そうなると、
- 電力→自前
- 冷却→自前
- 位置→自由
ということになり、次のようなメリットがあります。
- 災害・戦争・国家リスクから分離
- 地上インフラに依存しない
- 地上の負荷、騒音、消費電力がゼロ
になって、文明のバックアップが宇宙に置かれる構造ができあがる。
妄想と書きましたが、宇宙開発のペース次第では不可能ではないです。
決して、突飛な考えじゃない。
宇宙系のベンチャーが興味を持ってくれれば、すぐにでも実現しそうです。
そうなれば、カルダシェフ・スケールのレベル1に少し近づく。
そんなことを考えながら、ZIKUUシステム完成を目指しています。
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