現代にこそ必要な武士道 —— サンデルが語れなかったもの

本を一冊書きました。

大谷翔平選手の活躍を称える動画がたくさんありますね。中には結構いい加減なものもあるようです。
たまたま観ていたそんなYouTube動画の中に、マイケル・サンデル氏が大谷翔平を分析・称賛しているという内容のものがあって、興味深く視聴しました。

その中で気づいたのが、さすがのサンデル氏でも踏み込めない領域があるということでした。
そこで、日頃から私が大谷翔平選手を見ていて感じることを、最大限引っ張り出し、広く深く分析したものを言語化しました。

また、武士道を精神論だと考えている方や武士道を誤解している方に、そうじゃないんだということもしっかり書いており、新渡戸稲造『武士道』の現代的解釈になっています。

いずれ出版するかもしれません。今日のところは目次だけお見せします。

  • はじめに
  • 第一章 サンデルが語った大谷翔平
  • 第二章 大谷翔平の「静かな強さ」
  • 第三章 アメリカの価値観と日本の価値観
  • 第四章 宗教に頼らない生き方が存在するという事実
  • 第五章 なぜ日本人は宗教なしで道徳的なのか?
  • 第六章 七つの徳とは何だったのか
  • 第七章 武士道は精神論ではなく“生き方のしくみ”
  • 第八章 アメリカで『武士道』が受け入れられた理由
  • 第九章 義(ぎ)——迷わない判断をつくるしくみ
  • 第十章 勇(ゆう)——無理なく行動に踏み出す方法
  • 第十一章 仁(じん)——優しさではなく“関係を整える力”
  • 第十二章 礼(れい)——美しいふるまいが生む安心感
  • 第十三章 誠(まこと)——言行一致が人を強くする
  • 第十四章 名誉(めいよ)——他者ではなく“自分の姿勢”を守る
  • 第十五章 忠義(ちゅうぎ)——自分の“選んだ道”に忠実であること
  • 第十六章 フェーズを間違えない —— 行動の流れを乱さない技法
  • 第十七章 武士道の順番を生活に落とし込む ——七徳をそのまま“行動の型”にする方法
  • 第十八章 現代社会の問題は“武士道の逆順”で起きている ——混乱の源を七徳の視点で読み解く
  • 第十九章 武士道は“継続の型”だった ——なぜ武士は続けられたのか?
  • 第二十章 大谷翔平にみる武士道七徳の実装 ——現代に甦る“静かな強さ”の構造
  • 第二十一章 武士道と宗教アルゴリズムの違い ——“神に従う生き方”と“自分を整える生き方”
  • 第二十二章 武士道は“争わないための技法”だった ——戦いの文化ではなく、争いを減らす文化
  • 第二十三章 なぜ日本人は大谷翔平に“文化的共鳴”を覚えるのか? ——静けさ・整い・誠の美学
  • 第二十四章 現代の“乱れ”を七徳で整える ——迷い・焦り・疲れの正体と、その扱い方
  • 第二十五章 七徳を身につける“日常ルーティン” ——静けさ・整い・ぶれない行動を育てる方法
  • 第二十六章 武士道は“人工的な人格形成”の技術だった ——生まれつきではなく、訓練によってつくる“自分”
  • 第二十七章 現代にこそ必要な武士道——サンデルが語れなかったもの
  • あとがき 乱れのなかで生きる私たちへ

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