ZIKUU Mini構想

昨年の5月にオープンしたZIKUUですが、このZIKUUは当初からモノづくり拠点・モノづくりの学習拠点としての機能とAIを含むITシステムの研究開発拠点として設計しています。外観はモノづくりができる場所のように見えるかもしれませんが、本質は、自立共同体として存在するための要素を詰め込むことを目標とした文明装置なのです。

以前の投稿でも紹介しましたが、ZIKUUは、下の図のうち、身体性(生産技術と設備)、精神性(基礎教科書や小説)、神経系(Nerveというイベント駆動型情報伝達装置)がすでに揃い、ここから1年ほどの期間で頭脳(AIシステム)を完成させます。これが第一次ZIKUUの完成形です。

この心技体パッケージを、文明のバックアップ装置と名付けています。

ここまでが具体的に見えている形ですが、これが見えるとその先の構想も自然に出てきます。

資金をなんとか作って、ZIKUUの敷地か、別の土地に、図書室兼カフェを作りたいと思っています。
この設備は、気軽に立ち寄れる場所、勉強部屋、災害時の拠点になるでしょう。

そこには、省電力のミニPC1台にZIKUUのすべてを詰め込んだ、手のひらに乗る小さな文明装置と本棚とテーブルが置かれます。電気はソーラーパネル発電または小水力発電によって賄われ、部屋の外では、モノづくりができる。これがZIKUU Miniです。これは上の図の要素がすべて揃った環境のコピーです。

ZIKUUでは、板倉工法での建築ができますし、発電機を作ることもできます。コンピューターのソフトウェアや作業台も作れます。教科書や小説も書けます。これらすべてを一人でやれるのです。

塾生は、この自立共同体の構築に参加できるので、自立の技術を学ぶことになります。

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