文明バックアップという考え方

先日、Whisper Playground(AI文字起こし)にradio_captureというSDRを使ってFMラジオ番組を受信するツールを追加しました。

ZIKUUは文明のバックアップという考え方でシステムを構築します。
ここでいうシステムは、人、設備、知識、ITを重ねた大きな構造です。

その考え方の一例としてradio_captureを解説します。

これがその図。

これは

  • 外部文明(世界、国家、都市)の状態を
  • 電波層(FM放送など)から
  • 受信インターフェース(Quadrifilar HelixアンテナとSDR)を使って受信し
  • 変換層(SDRソフトウェアやデコーダー)で音声ファイルに変換し
  • 記録層(ファイルシステムとプログラム)で利用しやすいデータとして保存し
  • 解釈層(AI文字起こしと意味ベクトル化)で知識化し
  • ローカル文明圏(ZIKUUのAIシステム)で利用する

そういう図です。

構造として見る

① 電波層(公共文明)
  • 国家レベルの放送網
  • ネットに依存しない
  • 災害時も比較的強い
② 受信層(身体知)
  • アンテナ設計と製作
  • S/Nの感覚
  • 15dBの閾値体験
  • キャプチャ効果の理解
③ 変換層(技術知)
  • サンプルレート固定
  • ドライバ競合排除(Linuxの知識)
  • パイプライン安定化(受信→デコードを行うソフトウェア)
④ 記録層(形式知)
  • WAV(音声の生データ)
  • JSONメタ(記録状況)
  • 再現可能なログ
⑤ 知識化層(未来)
  • Whisper(AI文字起こし)
  • Nerveイベント化(生データ→解釈→ベクターデータ化)
  • 履歴蓄積(QdrantベクターDB)
⑥ 判断層
  • 人が主体
  • AI塾長が補助
  • RAG(知識の参照)

文明バックアップとしての意味

このシステムは:

  • 「放送を聞いた」ではなく
  • 「受信点を構築した」

つまり、

文明 → 空間 → 受信 → 保存 → 再解釈

という流れをローカルに閉じた。

これは、

ネット停止→radiko停止→でもFMは飛ぶ→radio_captureは動く→Whisperで文字化→ローカル判断可能

で活動を継続できる。

文明のバックアップは、物やデータをバックアップするのではなく、文明が動く状態をバックアップする。データだけあっても、それを活かす方法が残っていなければ、文明を再起動させるのが困難になるので、そこをAIを利用したソフトウェアで支えるという構造になっている。

断絶時の構造

ネット断絶時でも:

外部文明(電波) → 受信点 → ローカル保存 → 文字起こし → 判断

が成立する。

これは単なるラジオ趣味ではなく、

自律型情報取得ノード

になっている。

ここが重要

第一に、

ZIKUUの三層

  • 身体知 → アンテナ調整
  • 暗黙知 → 強い局の選定
  • 形式知 → WAV/JSON保存/Qdrantベクターデータベース

全部揃ってること。

第二に、

  • AIがこれらの知を参照できる
  • 人間はAIの補助を受けて判断を継続できる

ということ。

第三に、

  • LLMがローカル
  • 記録もローカル
  • 日常的に外部の知を取り込む仕組み(ブログ、ニュース、論文など)
  • すべてがオープンソース

なので、外部との接続や依存が切れても動くこと。

さらに、ZIKUUには、

  • 身体知を持った技能者がいる
  • 生産設備がある

から、生産と生活を続けることができること。

文明のバックアップは、人、設備、知識、ITを重ねた大きな構造で実現できます。

  • 理論のみ
  • 理念のみ
  • 手仕事のみ
  • 自然農のみ
  • 仲間のみ

では実現が困難です。

ローカルで小さく文明を継続・再起動をするための最低限の仕組みがZIKUU v1.0という文明バックアップ装置です。

これを圧縮したのが先日紹介したZIKUU Seedです。

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