つい最近、陥没した道路にトラックが転落する事故が起きました。運転していた方の安否がよくわかりません。事故の瞬間の映像を観ましたが、走っているトラックの前の道路があっという間に陥没していく様子が映っていました。怖いですね。
下水道の老朽化なのか手抜き工事なのか、原因はまだ特定されていません。原因究明と抜本的な対策が必要です。
モノづくり塾がある上野原市鶴島の隣り村の秋山村では、頻繁に簡易水道の断水があります。鹿や猪による獣害や熊の目撃情報も頻繁にあります。
上野原市は山林が多くて、のんびりした雰囲気のある良いところです。東京都と神奈川県に接した自治体で、交通の便もそれほど悪くありません。
私が生まれてからずっと住んでいる自宅は横浜市と鎌倉市の境目にあります。車で10分も走ると限界集落になった住宅地があります。横浜市内でもそういう地域があるのです。隣の鎌倉市は、観光名所がたくさんあって、休日には観光客でごった返すようなところですが、それでも人口減少や少子化、経済の衰退という状況です。
日本全体で人口減少や少子化が進んでいるのだから、住む・働く魅力のない地域がどうなるかは言うまでもないでしょう。観光も人口減少や少子化、経済の衰退を止められない。無理をすればオーバーツーリズムの問題に苦しめられます。不良外国人が跋扈するようにもなります。
いくつか提案です。
挑戦しよう
挑戦とは「今出来ないことをする」ことですから、「出来ることをやります」や「これまで通りやります」はどんなに真面目に一生懸命やっても挑戦になりません。これができない組織や団体は解散させる方向で考えましょう。
観光は二の次に
地域の魅力が鎌倉未満なら観光で人集めて金儲けみたいなことはやめましょう。持続性という観点では、インバウンド政策は筋の悪い政策です。
ちゃんと子供や孫の世代のことを考えよう
大人たちの自己満足みたいな活動は趣味としてやることとして、仕事は未来につながる仕事を中心にしましょう。宇宙、ロボット、AI、量子など、近い将来重要になる分野はわかってるんです。それらを仕事に組み込むようにしましょう。
生産的労働に移行しよう
起業支援、能力開発に予算を取って、行政職員を減らす、消費しかしない人を減らす。
こういうことをその地域に暮らす人々がやるようにならないと、いくら外部のコンサルタントや移住者やNPOが頑張っても地域おこしはできません。分断が起きるだけです。地方交付金、助成金、補助金が落ちてくるのを口を開けて待つような人も減らさなければなりません。
まるで「自分には無関係」かのように振る舞う人もいますが、陥没した道路に車ごと落ちるのは他人事ではないです。