木工作業台の完成

脚のホゾ穴加工が終わって組み立てられるようになりました。

脚に丸棒を埋め込み、天板に穴を開けます。

丸棒が天板の穴にハマるようになっています。天板は載っているだけですが、重いので浮き上がることはありません。この天板はできれば広葉樹の硬い木で作りたいところですが、あるものを有効活用するということで杉を積層したもので妥協しています。

他の部分も杉ではなくもう少し重厚な材料で作りたかったですが、これでも十分にしっかりとした作業台になっています。多少のことではビクともしません。

脚はウォルナットの楔で固定しているだけなので、分解しようと思えば分解できるのですが、ホゾがキツくて組み立てに苦労したので、分解する気にはなりません。同じようなものをもう一度作るとしたら、ホゾをもう少し緩く加工したいところです。

脚の角度は75度です。横架材を差し込むホゾ穴をきっちり75度に開けるのが少し難しかったです。

ツールトレイを作って完成です。名前は忘れましたが、西洋の伝統的な形式の作業台です。

天板の寸法は108cm x 41cmと、ギターくらいの大きさのものを加工するのに十分な大きさです。私がギター工房を始めた頃に使っていた作業台はこれより少し小さなものでした。

全体にワックスを塗る、ベンチバイスを取り付ける、クランプ掛けがしやすいようにするなど、まだやることはありますが使いながら改造して行きます。

脚の下の方の補強材をアリ仕口にして接着しましたが、それ以外は接着剤、釘、ビスを使っていません。そこも他と同じようにホゾ組にして込み栓で固定する方式すれば、すべての部材を分解できることになります。そうすれば良かったかな。次に同じようなものを作るとしたらそうします。

少し時間がかかりますが、木工をやる方はこんな作業台を作ってみると良い練習になります。ホームセンターで手に入るパイン材で作れば費用もそれほどかかりません。

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