板倉工法の構造図〜その2

床面積6畳の小屋の構造図です。

モノづくり塾のある地域では建造物を建てる際に建築確認申請が必要なのですが、お隣の秋山村や北部の小菅村など、建築確認申請が不要な地域では、敷地内にわりと自由に小屋や物置を作れます。また建築確認申請が必要な地域でも、すでに申請済の家屋などがある敷地であれば、防火地域、準防火地域外の10㎡以内の増築が可能です。

作業部屋、勉強部屋、趣味の部屋、物置などを建てたいという人は多いので、このような建築図が役に立つ方もいるでしょう。

どうせやるなら、金具とビスで組み立てるツーバイフォー式ではなく、木をたっぷり使った日本式で本格的な木組みの建物を作りたいという方も多いのではないかとも思います。

上の構造図ですが、角材についてはすべて4寸角、板材についてはすべて1寸厚で統一されていますから、製材は比較的単純で容易な作業になるのではないでしょうか。材料となる杉も入手しやすいです。

塾生ならば、私も手伝って塾で加工を終えた木材を現場に運んで数名で棟上げをするという形で小屋の建築がやれます。この大きさの建物なら、2人もいれば棟上げまで一日で終えられるでしょう。屋根が乗ってしまえば、あとは一人でゆっくり内外装を仕上げれば良いです。

塾生向けには、このくらいの建造物を作るための加工方法も指導していきます。

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