先日作った板接ぎの治具の使い心地を試すために、塾生たちがやっているような箱を作ってみました。
上の写真が、その治具を使って板接ぎをしている様子です。昔ながらのやり方ですが、薄板を上から押さえる力と、薄板同士を圧着する力が自然にかかる仕組みが素晴らしい。木工をやるなら、昔の人がやった方法を一度は試してみることをおすすめします。
箱の側板には底板が収まる溝を掘る。

底板の接ぎ合わせが終わったら、接着して組み立て。

板接ぎが終わるまでの間、ルーターテーブルにTスロットを設置していました。

スロットが設置された様子。スライドレールも購入しておきました。

その傍らで塾生の一人が木工旋盤で、鍋の柄を削り出していました。

コーヒー焙煎に使う鍋だそうで、柄が短いと熱いのだそうです。使いやすい道具を自分で作るのも、モノづくりの醍醐味です。

「治具の出来を試すために箱を作ってみる」への1件のフィードバック