フレームの前三角を接着して閉じます。
まずはシートチューブにシートポストが収まるクロモリパイプとボトムブラケットシェルの接着。ここ部分は金属用の二液式エポキシ接着剤を使っています。
接着剤が十分に硬化したら、フレームを接着します。ここは木材に適した硬化の速い二液式エポキシ接着剤を使います。
前三角の接着が終わって、チェーンステーを仮止めして治具に固定。
この段階で車体のセンターとチェーンステーのセンターが合うことを確認し、必要なら微調整します。
なるべく正確にフレーム側のステー取り付け部を加工していますが、こうやって治具に固定して確認すると、左右の角度やセンターが僅かにズレることがあります。今回も同じ左右ステー先端の高さとセンターが3mmほどズレていました。これを微調整してからステーをフレームに接着するのですが、フレーム側のステー取り付け部をほんの少し削るだけで、ステー後端が大きく動くのここの加工には神経を使います。この作業がフレーム作りのクライマックスかもしれません。