仕事の景色が変わってきました

これまでもブログや提案書の挿絵や原稿の原案の作成、思考の整理などに生成AIを実用してきました。仕事の風景が少し変わってきています。

モノづくり塾にはLinuxしかないので、Copilot PCなどのようなWindows向けのソリューションは使えませんが、最近はAIを使ったプログラミング支援機能がいくつも出てきていて、そういうものを使うことがこれから増えるかもしれません。

今日は試しにContinueというVS Codeのプラグインを使ってみました。

生成AIをコマンドラインから使うプログラムを見つけて少し改造して使っています。同じ要領でプログラミング環境から簡単に呼び出せるものを作りたいと思っていましたが、最近は、作ろうと思っているものは探すと大抵あります。この辺もネット社会になって様子が変わってきました。

上のスクリーンショットのようにコードの解説をさせてみたり、下のスクリーンショットのようにコードを書かせてみたりと、そこそこ使える印象です。

最近はVS Codeはあまり使わずに、Neovimを使ってプログラムを書くことが多いので、次はNeovim用の似たようなプラグインを探して使ってみようと思います。

私の場合はプログラミングにおいてAIを実用しているとは言えない状況ですけれども、こういうものを使うようになると、だいぶソフトウェア開発の風景が変わってきますね。

独創的なもの、世の中に無いものを開発するのにはあまり使えないと思いますから、依然としてプログラミング技術を身につけるのは大事です。

日本では寺子屋などの庶民向けの教育が盛んだったこと、西洋の書物を日本語に翻訳して広く日本人が読めるようにしたことなどもあって、知識を普及させて日本人の教養を高めてきました。これは一部の富裕層が知識を独占して庶民を手足のように扱っていた諸外国と日本の違いです。今では諸外国もネットの普及で知の集積が加速しています。大人になるとあまり勉強しない日本人はボーッとしていてはいけません。

こういうものも多くの人が手軽に使えるように、オープンソースやローカルLLMがもっと普及すると良いと思っています。

オープンソースについては、よく無料だから良いという言説を見ますが、すっかりマネーに毒されていると感じます。二言目には儲かる儲からない、得する損する、時間いくら、なんていう言葉が出てくるのは文化的に浅い感じがします。

大事なのはベンダー戦略に縛られないことと、ソースコードにアクセスできて民主的に作り上げることができることです。さらに言えば、奉仕の精神や助け合いの精神を持つ点も良いですね。

モノづくり塾では自作PCワークショップというのをやっていて、PCを自分で組んで、Linuxをインストールして、ローカルで生成AIを使えるようにするというところまでやります。ソフトウェア開発環境のセットアップなども望めば学べます。

コメントする