昨日の投稿の続きです。
AIコーチを作るに至った動機は前の投稿に書いているので、関心のある方は読んでください。
AIコーチは、
- 毎日1回決まった時間にDiscordチャンネルからメッセージを吸い込んでDBに保存
- 生成AIを呼び出して個々のメッセージ対する短いアドバイスを生成(うるさくない助言)
- 全員に対するアドバイスをまとめてDiscordチャンネルの投稿(一日1投稿でうるさくない)
を行うDiscordボットです。ユーザーには負担がかかりません。
仕組みは極力汎用的にして、
- Discordチャンネルにユーザーが投稿するのは、短い感想みたいなものでもいいし、その日に起きた問題やその日の成果でもいい。フリーフォームで書きたいことを書きます。会社や学校で使うなら日報を入力してもらうのでもいい。
- AIによるアドバイスも、文章の長さやトーンはチューニング可能にします。
- アドバイスはユーザーにダイレクトメッセージを送信する方式でも、今回のようにまとめて公開メッセージとしてチャンネルに投稿してもいい。
などを考慮しています。
今日はボットの動作を確認・検証し、チューニングをするための基盤となるダッシュボードを作りました。チューニング機能は後日実装しますが、評価基準になるKPIを自動生成してチューニングの指標とします。
画面の構成は上部にKPI、下部に実データを表示します。下のスクリーンショットで、右上のTodayと書かれた枠の中は、アドバイス文の長さが閾値40文字に対して超過していることを示しています。警告の意味で赤く表示している。
adviceという列には、生成AIが生成したアドバイス文が見えると思います。

ヒートマップを自動生成し、投稿数の多いユーザーや曜日がわかりやすくしています。ヒートマップからメッセージ一覧にドリルダウンすることもできます。

生成AIとの連携はOpenAI APIを使っているので、OllamaやvLLMでローカルLLMに接続することもChatGPTに接続することもできますが、この用途なら大きなLLMと繋ぐ必要はないかもしれませんし、コミュニティーや社内の秘密を守るという観点から、できるだけローカルLLMを利用した方が良いでしょう。
ZIKUUで開発するソフトウェアは、基本的にオープンソースのものしか使いませんし、公開するときもオープンソースにします。公開する際には、活動方針に従って、簡単に使える、簡単に導入できる、安価で始められるということを重視します。
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