コア機能がだいたい動くようになったので、実際にデータを外界から吸い込むIngesterの開発をしました。
上のスクリーンショットは、サンプル実装のDiscordボットです。
Nerveは、Ingesterとパイプラインの間にいて、Ingesterから投げ込まれたエベントをキューにいれ、並列動作するパイプラインに処理を渡します。現時点では、今回作ったIngesterから受け取ったイベントをログパイプラインに流しただけ。


ZIKUUの完成形はこんな形になります。Nerveは共同体の神経という位置づけです。
身体と精神の部分はすでに揃っています。

基本部分ができたので、この先はIngesterとパイプラインを増やしていくだけで、神経ができあがります。
Discord、ブログ、マニュアル、教科書、論文、エッセイ、小説、Whisper(YouTube文字起こし)、Vibe(場の雰囲気データ)などが、Nerveのパイプラインの中で内部フォーマットに変換されて、AI学習用のコーパスやRAG用のベクターデータになります。この処理を完全自動でバックグランドで動作させます。
要するに、普通に活動しているだけで、AIが知識を積むという構造が出来上がるという寸法です。
Nerveが動き出したら、AI塾長とKAGURAという頭脳の開発に入ります。それが終わるとZIKUUという未来型共同体が完成します。これは人間が持つ身体知・暗黙知・技とシステムで文明をバックアップしようという挑戦です。ここまでがZIKUUの第一ステージ。
いずれ、これらを安価なPCクラスターに収め、一時間くらいで同等のシステムが立ち上がるパッケージにしたいと思っています。
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