モノづくり塾建屋の階段を作って取り付けました。
「階段が作れて一人前の大工だ」と言われているようですが、今回作った階段はほとんど梯子です。ロフトは屋根裏倉庫という位置づけなので住居用の階段でなくても良いのです。なのでプロの大工さんが作るような難しい階段ではありません。だからといって人が登り降りするためのものなので安全でなければなりません。
土間から3.3メートルの高さのロフトに45度の角度で階段を作ろうと思うと4.7メートルほどの長さの桁材が必要ですが、生憎その長さが取れる材料がなかったので2本を継いで長い桁を作りました。
両側の桁を柱に長いネジでガッチリ固定して作業を開始。
段板(踏み板)を嵌め込む溝を丸鋸とノミで作って、自動鉋で厚みを出した段板を差し込みます。ここは楔で固定する方式もありますが、裏側の目立たない部分に木ネジをねじ込んで固定しました。
段板を差し込むのこうなります。段板の厚みは38ミリ。体重重めの私が登り降りしても撓むことはありません。
左側の桁は強度を得るために2枚の板を抱かせています。
段板の厚みだしの時間が結構かかりました。結局、丸2日かかって完成したのがこの階段です。
ロフトから見下ろした様子です。
ロフトに粉塵を入れたくないので、作業場側に壁をつけ段板の隙間を裏側から塞ぐかもしれませんが、現時点で他の工事を進めることを優先してこのままにしておきます。手摺もあった方が良いかもしれません。
階段の仕様は、
- 高さ3.3m
- 角度45度
- 蹴り上げ22cm
- 段板幅21.5cm
- 段板厚み38mm
という感じです。
標準的な住宅用の階段とあまり変わらないかな。