義務教育の(悪い)成果だと言われるもの

モノづくり塾の近くにはシュタイナー学園という学校があって、日本の教育に疑問を持つ方々がお子さんを通わせるために移住してきています。シュタイナー教育については賛否がありますが、ここではそこには触れません。個人的には、今の義務教育ではなくて、昔の日本の教育をもう少し見直して取り入れて欲しいなと思っています。

以下に日本の義務教育の成果として批判的に言われていることを列挙してみます。

  • 理不尽でも上に言われたことに従う
  • 正しいかどうかではなく、周りに合わせる
  • 同調しないといじめたり仲間外れにしたりする
  • 事なかれ主義(何もしない方が得だと考えて黙っている)
  • おかしいことをおかしいと言えない
  • やるまえに諦めてしまうことが多い
  • 責任を取りたくない、何かあるとみんなの責任、社会の責任だと考えがち
  • 挑戦できない、一歩踏み出せない
  • 自分で考えない、調べない
  • 示された選択肢の中から選ぶだけ
  • 批判的な思考ができない
  • 批判されると避難された悪口を言われたと考える
  • 批判をされることは悪いことだと考える

該当する項目があったら、あなたは改められますか?

うーーーん、義務教育の問題なのかどうかわかりません。国民性みたいなものもあるかもしれません。

男女でも違うと思うんですよね。

女性は共感型、男性は理論型みたいに言われることがあります。安定した集団の中で子供の養育をする女性と外に出て獲物を捕獲したり侵略者と戦ったりする男性は、もともと性質が違うと。

モノづくり塾では、やりたいことをやりたいだけやって欲しい、挑戦して欲しい、取り敢えずやってみて欲しい、失敗してもいいからやってみよう、自立心を持とう、などと言っていますが、上記の義務教育と正反対です。

個人的には、最低限の読み書き算盤の能力は必要だと思っているので、日本の義務教育を否定することはありませんが、ある程度以上の学力が身につけば、どんどんやりたいことを自由にやって、自分の頭でよく考えて、失敗と成功から学んで欲しいです。

モノづくり塾の塾生になれるのは10歳以上。これは機械や道具を扱う際の危険性を考慮した制限ですが、読み書き算盤の能力がある程度身についてからということもあります。

ちなみに、若い頃に身に付けた価値観は歳をとってもなかなかかわりません。大人になってから新しいことを始める場合は、若い頃に始めるよりも多くの努力が必要です。何か新しいことを始めるなら、なるべく早く、できれば今すぐに始めた方が良いです。

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