Raspberry Piで気象衛星NOAA/Meteorの画像を受信するシステムの運用を始めて半年が過ぎたところ、突然受信しなくなりました。モノづくり塾では受信した画像を塾のDiscordサーバーに投稿していますが、数日前に投稿が行われていないことに気づきました。
Raspberry PiはSDカードにOSをインストールをして運用していました。SDカードはSSDやHDDに比べると耐久性が低いので、いつか壊れるだろうと思っていました。
昨晩、新しいSDカードにOSをインストールして試しましたが、正常に起動しているようには見えません。モニターを接続しないサーバーOSでの運用のため起動シーケンスが見えないので、デスクトップOSに入れ替えて起動を試みたのですが、待てど待てどモニターに信号が送られてきません。SDカードではなくRaspberry Pi本体が壊れていたということです。
このシステムは、半年間一日も休むことなく気象衛星の電波を受信してくれました。お疲れ様です。
学習目的で導入したシステムですので、塾に日常的な活動にとっての必需品というわけではありません。ですので、急いで機材を新調して運用を再開しませんが、依然としてSDRを活用したアプリケーションへの興味はあるので、いずれ何らかの形で運用を再開したいと思います。
運用を再開するにしても、このシステムで使用しているソフトウェアはRaspberry Pi専用ですから、ミニPCなどで代替できません。もしそうするならソフトウェアの修正が必要です。Raspberry Piで再度運用するなら、SSDからブートするように設定する必要がありそうです。
Raspberry Piは登場した頃と違い、お手軽価格ではなくなりました。PCとして使うためにオプションを追加していくとミニPCが買えてしまいます。ただし、学習用・実験用のコンピューターとして考えると、情報が多い、GPIOが使えるといった利点があります。
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