太陽の恵み

地球に降り注いでいる太陽のエネルギーは膨大です。

地球に届く太陽エネルギーは約174ペタワットほどで、人類全体の一時エネルギー消費はその10000分の1程度の20テラワットほどです。

太陽エネルギーの総量は膨大ですが、欲しい場所と時間に高密度で出てこないので、無限に使えるというわけではない。

動植物が堆積してできた石油・石炭は、太陽エネルギーを高密度に圧縮して地中に保存した天然のバッテリーみたいなものです。現代の文明はこの高密度なエネルギーによって支えられている。

イーロン・マスク氏が100万機ほどの人工衛星を打ち上げて、そこで発電と計算機を動かすという構想を語っている。
彼の話では1機あたり1メガワットの発電能力を持たせて、全体の1テラワットの電力を作り出すという。

人類全体の電力使用量の20分の1という規模なので、文明全体を置き換えるような大きな話ではないが、データセンター用電力として考えるならすごく大きい。

宇宙は、冷たそうな場所だから冷却が簡単だと思う人が多いが、真空で対流がなく、熱を運ぶ空気や水もないので、ものすごく冷やしにくい。
そこで大規模なデータセンターを動かそうと思ったら、巨大な放射冷却ラジエターマシンが宇宙にばらまかれることになる。

要するに、これは、巨大な発電所と計算設備を作る話じゃなくて、超巨大熱機械を宇宙で維持する話だ。

地上の文明を前提に作られたGPUを、そのままロケットで打ち上げて「はい終わり」という話ではない。

こういう話は夢があるけれど、実際の文明は、

  • 保守
  • 材料
  • 劣化
  • 修理
  • 物流

みたいな地味な物理に支配される。

簡単な話ではない。


イーロン・マスク氏は、SpaceX、Tesla、xAIという会社を使って、AI需要から打ち上げまでの垂直統合ができる。
ここが凄い。
これは巨大文明の話だし、新しい産業の話だ。

ZIKUUは記憶層(Nerve/Pivot Service/Qdrant/Pivot Reasoning Engine)と解釈層(AI塾長)を分離した設計をしているけれど、それぞれが小さなWeb Serviceとして動くので、分散配置がしやすくなっている。

巨大システムは、

  • 膨大な資本
  • 膨大なインフラ
  • 膨大な資源
  • 巨大集中システム

でできているが、
ZIKUUは、

  • 小型分散
  • 多能工
  • ローカル生産
  • 自前インフラ
  • 文明バックアップ

という思想で作られている。


宇宙に計算資源を持てるようになったら、こういうことが考えられる。

ZIKUU Miniを宇宙に分散配備する。

イーロン・マスク氏には頑張ってもらって、宇宙で手軽にAIを動かせるようになったら、ZIKUU Miniを宇宙に置けるようになる。

あながち夢物語でもない。

宇宙は、戦争や紛争に強い、天候に影響されない、自然災害や火災や停電に強い、物理的な侵入にも強い。
そこに文明の記憶をバックアップするという発想は、ZIKUUが当初から持っている、一部が壊れても止まらない、いくらでも増やせる、ゆるく繋がるという思想の延長線上に自然と見えてくる景色だ。

私がやることは、日々、開発を積み上げて、このようなシステムが当たり前に成立するようにすること。

勉学に励んでいる若者たちは、是非、新しい産業が現れること、これまでとは異なる考え方や価値観で生きる時代が来ることを念頭に勉強して欲しいと思う。私も勉強を続ける。

コメントする