モノづくり塾「ZIKUU」だより – 令和8年10月
前半は暖かい日が多かったですが、月末に近づくにつれて寒いと感じる日が増えてきました。
そんな10月はソフトウェア開発にかける時間がほとんどでした。
今回はそんな10月の活動とエッセイをご紹介します。
日々の活動
ZIKUU Workstation
https://zikuu.space/monologue/6897/
AI時代に人とAIが一緒に考えながら作業をするためのエンジニアリングワークステーションの構想です。
人の認知の限界を超えるためにAIを使います。
Swiftフレームワーク
https://zikuu.space/monologue/7299/

NeXTSTEP(OpenStep) の世界観で、Linux上でSwiftを使ってアプリケーションの開発ができるフレームワークを作っています。
CodexとRepository Explorer
https://zikuu.space/monologue/7226/

特定用と向けに開発したハーネスは汎用ツールを超える性能可能性があるということを書いています。
ZIKUU Distillery
https://zikuu.space/monologue/7185/

欲しい性能を大きなLLMから取り出して新しいモデルを作るLLM蒸留装置です。
フットパワード工作機械
https://zikuu.space/monologue/7091/

自転車のフリーハブを利用し足踏み式の工作機械駆動機構の試作記事。
エッセイ
プログラミングと木を削ること
https://zikuu.space/monologue/6788/
画面の中だけ、頭の中だけ、では感じることができない、苦しみ、悔しさ、嬉しさ、楽しさが物理に殴られる経験の中にある。
私は二刀流を推奨している。
プログラマーが家を建てる。
会計士が溶接をする。
論理と物理の間を往復するのが、私がすすめる二刀流だ。
そうしないと、実験をしない研究者みたいなものになりかねない。
日本に好感を持つ外国人YouTuber
https://zikuu.space/monologue/6706/
彼らが作る日本アゲ動画は、本心なのかもしれないし、エンターテイメントとしての価値はあると思う。
しかし、日本に住んで、日本語、日本文化、日本文明を、鑑賞、比較、批評、消費するだけでは、いつまで経ってもお客さんだ。
もちろん、本人がそれで良いなら構わない。日本語も日本文化も日本文明も、およそ4万年、もしかするともっと長い時間をかけて、日本の島々に生きた人が、発見し、作り、直してきたものの蓄積だ。インフラや生産を支える日本人がいるから得られる環境なのだ。これは、チャンネル登録者数やバズったかどうかとは関係ない
心変わり
https://zikuu.space/monologue/6695/
地域おこしは、盛り上がることではない。
そこに住む人が住み続けたいと思えるか、その子や孫も住み続けたいと思えるか。
その地域に、医療も交通も教育も生産も、最低限の供給能力があるか。
住み続けたいと思う、供給能力を維持・向上できるように地元の人が行動ができるか、行動できるように変われるか。
人口が減る、若者がその地を離れる原因を潰せるのか。
外からやってきた人を活用できる土壌があるのか。こういう視点で見たときに、少なくとも自治体が推している活動に意義を見いだせない。
縄文的なもの – 髭を生やす必要はない
https://zikuu.space/monologue/6691
世の中、縄文的というと、粗末な服を着て、髭を伸ばし、髪を伸ばして後ろで束ね、土を捏ねたり石を割ったりするのをイメージしがちだけど、そうじゃない。
鹿皮を着て、石器を作って、火を起こして、土器を焼く。
それは縄文の技術を再現しているのであって、縄文的であることとは別だ。
「できるけどやらない」を選べるか
https://zikuu.space/monologue/6689/
「できないから、やらない」と「できるけど、やらない」は外から見ると同じゼロなんだけど、中身は正反対だ。
高待遇の仕事を取れる。でも取らない。
商品を作って売れる。でも売らない。
価格を上げられる。でも上げない。
クラウドAIを使える。でも、それがなければ成立しない構造にはしない。つまり、能力を獲得することと、その能力を最大限に換金することを分離する。
境界を意識する
https://zikuu.space/monologue/6676/
自由貿易は基本的には交易制度の話で、「関税や数量制限などを減らして、国境を越えた取引を自由にしよう」という話だ。
「外国と自由に商売したい。でも食料・エネルギー・基幹産業の供給能力は国内にも残したい」
はまったく矛盾しない。
リベラルアーツを語るYouTube芸者
https://zikuu.space/monologue/6667/
物理学者、数学者、人類学者、文学者など、それぞれの分野の話は、それぞれに面白いけれど、並べただけでリベラルアーツを語るのは少し図々しい感じがある。
それがテレビ的なのかもしれないけど、浅薄な印象を受ける。むしろ、みうらじゅん氏が仏像からゆるキャラ、土産物、宗教、欲望、老いまで平気で横断してしまう方が、よほどリベラルアーツっぽい。専門家ではないことが、逆に強い。
ZIKUU方丈記
https://zikuu.space/monologue/6660/
大量生産・大量消費・機械化・工業化から離れたいという欲求は昔からあるし、そこに魅力を感じるのもわかる。
そういう世俗から離れる志向みたいなものがあって、方丈記に魅力を感じる人もいるかもしれないが、長明は自分に対する懐疑の視線が厳しいから、都合の良くいいところ取りはしない。
ZIKUUは「作ってみよう、もっと知りたい」という姿勢を育てる場所です。
ZIKUUは、工房という物理空間でのモノづくり、ITやAIを使った論理空間の構築、教科書や実用書などの出版、社会、人間、テクノロジーの個人研究などを行う、ちょっと変わった場所です。
DIY体験教室ではありません。
自由を得るための技術を身につける
不確実性の中で決める力を身につける
そういうことをテーマに日々活動しています。
塾にいらっしゃる場合は、事前に連絡ください。
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