ZIKUUの建設を始めた頃は、市が主催する交流イベントや会議に積極に参加したが、限界を感じたので参加を躊躇するようになった。
そもそもZIKUUは土日休みではないから、余程暇でも無い限り土日に開催されるイベントに参加するのは難しいし、無理に時間を作ってまで参加する熱意もなくなった。
「地域振興政策に文明密度という考え方を取り入れる」にも書いているが、私は、所謂、田舎や自然を観光資源として扱うような事業の効果には懐疑的だ。
しかしながら、状況はひどくなっているように感じる。
人口減少、空き家の増加など、数字を見て焦っているのかもしれないが、その焦りが空回りを生んでいるようにも思える。
地域おこしは、盛り上がることではない。
- そこに住む人が住み続けたいと思えるか、その子や孫も住み続けたいと思えるか。
- その地域に、医療も交通も教育も生産も、最低限の供給能力があるか。
- 住み続けたいと思う、供給能力を維持・向上できるように地元の人が行動ができるか、行動できるように変われるか。
- 人口が減る、若者がその地を離れる原因を潰せるのか。
- 外からやってきた人を活用できる土壌があるのか。
こういう視点で見たときに、少なくとも自治体が推している活動に意義を見いだせない。
さすがに、最近は創業狙いの施策が行われるようになってきて、地元優良企業と起業希望者のコラボレーションを推進しようとしているようだ。これは期待できる動きだと思う。
そもそも、私は市民じゃないから、自治体に意見を言う資格はないかもしれないし、前のめりになってもよそ者扱いされるなら、傍観者でいて、やるべきことに集中していた方がいい。
私個人にとっては、仕事をする環境としては悪くない。
材料の調達がしにくいという問題はあるけれど、完璧な環境を求めているわけではない。
住む環境としても、それほど悪くない。
少し不便だから、歳をとったときにどう感じるかわからないが。
母の介護があるから、母が生きているうちは、横浜市の自宅から離れる気はないが、当初は母が亡くなってから移住しようかとも考えていた。
今は、そうは思わなくなっている。
通う体力がなくなってから考えることにしようと思っている。
この2年ほどで、かなり大きく心変わりしたと思う。
ZIKUUは、
- 補助金や助成金、公金をあてにしない
- 自立と文明・文化の継承を目的とする
- 地域で商売する気がない
という考え方をしているから、自立と継承さえできれば、規模や活動範囲に拘らないし、住む場所にも拘らない、市政がどうかもあまり関係ない。
そう考えると、当初の私は前のめり過ぎだったのかもしれない。
状況は変わるかもしれないが、どう変わっても、必要なことはしっかりやろうと思う。
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