金はないし人もいないが、水・山・土地はあるという自治体へ

結構、そんな自治体は多いように思う。 本稿は、そんな自治体への提案のつもりで書いた設計書である。 1. 現状認識 →従来路線では回復しない 2. 発想の転換 →余っている資源を中枢に 3. インフラの自立 →災害時も止ま … 続きを読む

手続き経済の沼

地方都市には、奇妙な“支援の網”が張り巡らされている。役所を退いた者がNPOや財団に流れ、士業がその手続きを支える。補助金や助成金が動くたび、彼らの手にも小さな収入が落ちる。 一見、それは地域を支える仕組みに見える。だが … 続きを読む

魂の自由 ― 儲けないという選択

見かけの自由と実質の不自由 現代社会では、誰もが「自由に生きられる」と信じている。だがその自由は、あらかじめ用意された選択肢の中から選ぶだけの管理された自由に過ぎない。どれを選んでも、結局は同じ構造に従うことになる。 本 … 続きを読む

偽物の合理主義

合理という言葉は、本来「理に合う」ことを指す。だが、今の社会で言われている合理は、ほとんどが「合利」——“利に合う”ことだ。利に合うとは、欲望に従うこと。つまり、人の都合を神棚に祀って拝む生き方だ。そこには理がない。ただ … 続きを読む

惰性の文化

惰性の国に生きる この国には、どこか重たい空気がある。誰もが「これでいい」と思っているわけではないのに、何かを変えようとすると、たちまち浮いてしまう。 会議では決まらず、現場では動かず、みんなで「無難」という名の安全地帯 … 続きを読む

絡合という日本的OS

日本には、昔から“全体が結び合って成り立つ”という感覚があった。縄文の人たちは自然を観察し、森も獣も人間も、互いに絡み合って循環していることを理解していたと言われる。 記紀の時代になると、この感覚は「むすひ(結び)」とい … 続きを読む

渋滞レーンでイライラしている人たち

朝の大通りは、いつものように大渋滞だ。前に進まない車の列。アクセルを踏んではブレーキ。ブレーキを踏んではため息。顔には不満、苛立ち、諦め、そしてまた怒り。 けれど、ふと横を見ると、反対車線はすいすいと進んでいる。まるで別 … 続きを読む

自己規律と自由 ― 祈りを生きるということ

言葉を外に出すということ 文章を書くたびに思う。言葉は、外に出した瞬間から自分を縛る。あとで読み返すと、「おまえ、その言葉をちゃんと生きてるか?」と過去の自分に問いかけられるような気がする。 でも、その緊張が嫌いじゃない … 続きを読む

社会の盾の話〜郵便局員・コンビニ店員・役所職員に捧ぐ〜

社会には、表舞台に立つ人がいる。政治家、経営者、クリエイター。みんな華々しい。でも、社会が壊れずに回っている理由は、そこじゃない。 世の中にある「盾」が、毎日フル稼働しているからだ。 ある日、郵便局で見たもの 60代の女 … 続きを読む