ZIKUU公式ホームページでも少し紹介しているAI研究。
ZIKUUでは、教育現場と地域コミュニティの課題を実装ベースで解決するために、LLM(大規模言語モデル)とWeb基盤を掛け合わせ、AIを社会実装するための研究を行っています。現場で動くものを小さく作り、使いながら育てるという試みをしています。成果はZIKUUを含む共同体の発展のみならず、オープンソース化して公開する、論文の形で世に問うという形で社会に還元していくつもりです。
私がほぼ毎日欠かさず、塾で起きたできごとや考えたことをここに書き記しているのも、いずれAIシステムに取り込んでいくことを目的とした活動の一つです。
すでに試験運用しているAIコーチ for Discordというソフトウェアがあります。

これは、みんなの活動の中から、成果を「今日の一言」、失敗を「今日のやっちまった!」というDiscordチャンネルに短い文章で書いてもらい、その日の終わりにそれを読み込んで、LLMでアドバイス文を生成して返すという仕組みです。今日は、アドバイス生成時のプロンプトをコンテクストリッチにする改良を行いましたが、少しずつ改良を繰り返しています。
動く仕組みはできたので、今後は品質を高める方向で調整していきます。
これとは別に、このブログや塾内の文書管理システムに蓄積される文書(すでに200ページほど溜まっている)を読み込んで、LoRAファインチューニング用のデータセットやRAG用の文書を自動生成して、ファインチューニングまでを自動で行う仕組みを構築しようとしています。それがAI塾長というシステムで、その仕様書が冒頭のスクリーンショットです。
無理なくデータを収集するために、日常発生するデータをDiscordやブログから吸い込む仕組みです。
AI塾長は、私がこの世を去った後でも、そばにいる感覚を持てるように、私の日頃の語り口をスタイルnお仕組みを理解するための教材(リテラシー教材)や、AI塾長のような実践的な生きた教材を塾生と共有していきます。
私は過去にすごい人たちの中で仕事をする機会を得ました。そこで天才的な技術者たちと一緒に仕事をするなかで、自分の基準を作っていったと思っています。人が伸びるためには、そのような環境の中に身を置くのが効果的です。ZIKUUで一緒に活動することは、良い環境の中に身を置くこと。そう胸を張れるように準備をしています。
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