地方都市では、自動車がないと、買い物、通院、子供の学校への送り迎えなどができない。公共交通機関が発達した都市部では、自動車は贅沢品かもしれないが、地方都市では生命線だ。自動車は贅沢品だという古い価値観を引きずっているようにも見えるが、自動車関連税の裏側には、そうなってしまう構造が隠れている。私たちは、その構造を理解し、効果的な行動に移すべきだ。
自動車関連の税金がやたら多い理由
1.税目が“歴史的に積み重なって”残ってる ・重量税(道路建設のため) ・自動車税(ナンバー保有税) ・ガソリン税(道路特定財源) ・環境性能割(エコカー政策) → 役目が終わっても「箱だけ残る」
2.外郭団体・財団の“受け皿”が多すぎる ・道路施設維持の財団 ・交通安全系の財団 ・環境系の一般社団法人 → それぞれに天下りポストがあり、予算が紐づく
3.「税を減らす=予算とポストを減らす」ことになる → 省庁が絶対に拒む構造。
減税が無理ゲー化するメカニズム
1. 税金を取ると“箱”ができる(財団・社団・特別会計)
2.箱ができると人が天下る(ポスト確保)
3.箱を守るために税金が固定化される
4.税金を減らそうとすると、「箱」が抵抗する
こうして、実質的には“減税不能国家”になる。
外郭団体・天下り組織のリストラなしに減税は成立しない
これが核心。
たとえば重量税、ガソリン税を一本化して単純化すれば国民負担は減るけど、それをやると 関連財団の予算・事業・職員がすべて整理対象になる から、官僚側は “全力で” 抵抗する。
だから「増税は簡単、減税は難しい」
・増税 → 箱を増やせる。省庁は賛成
・減税 → 箱が潰れる。省庁は全力で反対
政治家がどれだけ「減税!」と言っても、裏で省庁と財団がネチネチ抵抗して、いつの間にか「先送り」されて終わる。
解決策
① 新しい箱を作らせない
既存の箱は守られるけど、新しい利権箱だけは止められる。
・環境 ・デジタル ・AI ・脱炭素
こういう美名で作られる“新利権”を徹底的に止める。 これが最も即効性が高くて、副作用も少ない。
② 予算の“自動更新”を止める
外郭団体の予算は、毎年ほぼ自動更新。 ここを以下のように変えると効く: •毎年「ゼロベース」申請 •事業の成果を数値化 •達成できなければ自動削減
こうすると、自然に縮む。 箱は潰さなくても“干からびていく”。
③ 業務の民間委託を増やして、箱から予算を逃がす
外郭団体がやってる •調査 •研修 •セミナー •広報 •調達 •助成金の書類処理
こういうの、民間が全部できる。 「民間に出した方がコスパいい」流れを作ると、箱は自然に“空洞化”していく。
④ 成果主義で箱を“評価対象”にする
財団や社団の多くは、成果の評価が曖昧。 これを企業と同じように KPI設定 → 公開 → 評価 にすれば、ダメなところから自然に削られていく。
⑤ 政治家が“票にならない箱”を攻撃するようになる
外郭団体は選挙の票にならない。 だから、本来は攻撃しやすいターゲット。
国民側の関心が「減税」より“無駄な箱の整理” に向く と、政治家は動く。
まとめ:潰すんじゃなく「溶かす」
日本は“箱を増やすゲーム”ばかりやってきた。 でも、直接潰すと官僚も政治家も戦争モードになる。
だから、現実的には新しい箱を作らせない → 既存の箱は痩せさせて溶かす
これが最も有効で、抵抗も少ない。
ここまで読んだあなたは思うはず。
今の日本の政治勢力で、この解決策を講じる人がほとんどいないということを。
早く絶望することをオススメします。
その方が回復は速いかもしれないから。