オープンソースと教育の親和性

オープンソースの精神は、理念ではなく実践の教育です。子どもたちは、使い方よりも仕組みを学び、与えられるよりも、自ら考え動く力を身につけます。そこにこそ、教育の原点と本当の効果があります。 ― 教える側の「学び直し」が、子 … 続きを読む

人が「綺麗事」に弱い理由

綺麗事の裏には利権や金儲けがある。そうとわかっていてもなかなかやめられない。それには理由がある。その理由を理解した上で、綺麗事を疑い、綺麗事を言わないようにしたいものです。 1. 心理的理由 ― 「安心」と「正当化」を求 … 続きを読む

日本の政治家が言う「スパイ防止法」

あなたはグローバリズムがお好き? 政治家が「スパイ防止法」と言うとき、その対象がどこに向いているのかをよく見る必要がある。日本の安全保障や経済主権の問題は、常に「どこの国の利益を優先しているのか」という文脈で見ないと本質 … 続きを読む

木が返す力 ― 500kmの果てに見えたロードバイクのかたち

金属でもカーボンでもない、木が返す力。500kmを走るライダーの身体と呼吸を合わせるために、私はタモでロードバイクを作った。数ミリのしなりが、次の一踏みを押し出す。 1. 500kmの壁 40代を過ぎてから始めたロードバ … 続きを読む

連載「Z世代=未来をつくるみなさんへ」第6回〜倫理と誇り

技術や知識を身につけることは大切です。けれど、それ以上に問われるのは「それをどう使うか」です。 どんなに優れた技術でも、使い方を間違えれば人を傷つけたり、社会を不安にしたりします。だからこそ、技術者や働く人にとって必要な … 続きを読む

かつて日本には所得倍増計画というのがあった

かつて日本には「所得倍増計画」を掲げた政治家がいました。高度経済成長期の当時、その目標は単なるスローガンではなく、国家を挙げた実行計画でした。インフラ整備、輸出産業の振興、技術教育の拡充など、実際に国民の所得は着実に伸び … 続きを読む

連載「Z世代=未来をつくるみなさんへ」第5回〜世界とつながる、地域から

かつては「大きなことをやりたいなら都会に出ろ」と言われてきました。けれど、都会に行くというのは、たいてい「都会の会社に雇われる」ということです。そこに本当に未来があるのか――疑問を持つ人も少なくないでしょう。 今は違いま … 続きを読む

連載「Z世代=未来をつくるみなさんへ」第4回〜失敗は通過点

多くの若い人たちが抱えるのは、「失敗したらどうしよう」という不安です。SNSには成功した人の話ばかりが並び、自分も完璧でいなければならないように思えてしまう。 けれど、現実の学びや成長は、失敗の積み重ねから生まれます。む … 続きを読む

「みんな」という言葉の使い方

「みんな」が言ってる。「みんな」がやってる。 そんな表現を目にすることがありますが、ここで言う「みんな」の範囲は狭いです。その人の認識している「みんな」は、「テレビでそう言ってる」「周囲の数人」「目につく少数の人たち」と … 続きを読む

連載「Z世代=未来をつくるみなさんへ」第3回〜二刀流のすすめ

AIがどんどん進化する今、「人間にしかできないことは何か」という問いが繰り返し語られています。私が大切だと思う答えの一つは、アナログとデジタルの両方を扱える力です。 パソコンやAIを自在に使えることは、これからの社会では … 続きを読む