なぜ絶望しないか?〜日本は「善意で延命する国」——制度が死に、倫理だけが歩き続ける社会

日本という国を眺めていると、不思議な違和感に包まれることがある。政治は劣化し、制度は腐り、官僚は疲弊し、国も社会も明らかに下り坂なのに、多くの人々は平然と日常を送り、むしろ「何が問題なのか」と首をかしげる。 絶望して当然 … 続きを読む

男性と女性とでは生き方が少し違う

現代日本では戦争で死なない時代の中を男性は生きている。 家庭を持ち、子どもをもうけて、独り立ちできるまで養う。同時に子どもたち(自分の子どもだけに限らない)が独り立ちする頃に、社会が健全に機能し職がある状態になるように準 … 続きを読む

みんなに読んで欲しいスパイ防止法のこと

―スパイ防止法という名の「統治装置」― 日本では定期的に「スパイ防止法を作るべきだ」という議論が巻き起こる。しかし、その議論の多くは「外国の工作員を取り締まれ」という素朴な願望の延長に過ぎない。本当に問題にすべきは、どの … 続きを読む

高市政権の方向性 —— 総理就任前から見えていたこと

高市早苗という政治家は、強い言葉と“わかりやすい保守”をまとって登場した。しかし、その路線は総理就任で突然現れたのではない。総務大臣時代から、すでに方向性は一貫していた。そしてその方向性は、保守を名乗るにはあまりにも歪で … 続きを読む

片道切符の時代を生きる──精神論から構造論へ

日本の人口減少は、いま「質」が変わりつつある。これまでは結婚しない人が増えたことが原因だったが、これからは出産可能な女性の母数そのものが減っていく。つまり、結婚の問題ではなく、そもそも人口構造が出生を許容しないフェーズに … 続きを読む

ペダルを回し続ける人間 ― 限界を超えて見えたもの

45歳を過ぎて始めたロードバイク。最初は30kmがやっとだったのに、気づけば1日で300km、400kmを走るようになっていた。限界を確かめるようにペダルを回し続けた日々が、「生きる技術」を教えてくれた。 1. 45歳か … 続きを読む

AIの社会実装とZIKUU ― 人を中心に据えたAIとの歩み

AIの話題は性能に偏りがちだ。けれど、ZIKUUが見ているのは「人とAIの関係のつくり方」。便利さや効率だけでなく、文化や倫理のまなざしでAIを扱う。その実践と理由を、ここにまとめておく。 性能競争の先にある問い AIと … 続きを読む

情弱に仕掛けられる罠〜信じることの危険と、考えることの倫理

「情弱」という言葉が軽く使われるようになった。だが、情弱とは単にITに疎い人のことではない。むしろ、情報が多すぎる時代に、考える力を手放してしまった人のことだ。そして、現代社会はその“思考を放棄した人”を狙い撃つように設 … 続きを読む

誇りを失った国で、誇りを取り戻す

プライドという言葉が、軽くなった。人々はそれを、見栄や虚勢、あるいは傷つきやすい自尊心のことだと勘違いしている。しかし本来のプライドとは、他人に誇示するための飾りではなく、自分自身を裏切らないための指針である。その指針を … 続きを読む

DSってなんだ?―敵を見誤るな

最近、DS(ディープ・ステーツ)という言葉が頻繁に語られるようになりました。 たいていの論者が、現象面に着目して論じていますが、それは間違いだと思っています。構造を見ることが必要です。 DS(ディープ・ステーツ)と呼ばれ … 続きを読む