一つ前の投稿の続きです。
Nerve Pipeline側に、同一のCollectorイベント(データの原本を収集確定イベント)に対して、複数のCBESレシピを実行できるよう、fan-out機能を実装しました。
これは基礎教科書のイベントがfan-outした様子。
source_collected イベントに対して、cbes.context_bundle.buildイベントが2つ発生しています。

general_context_coverage_noteというCBESレシピで抽出した文脈束。

textbook_principle_noteというCBESレシピで抽出した文脈束。

同じ文章でも、レシピ(観点)によって、抽出される文脈束が変わります。
文脈束はどんなデータについても同一形式で保存されます。(だから、比較ができる)
文脈束は、レシピという観点によって変わります。(見方を変えられる)
「文脈から意味が立ち上がる」
という大原則があるので、観点を変えると意味も変わると言えます。
CBESレシピはプログラムではないし、fan-outの設定もプログラムには書かれていません。
だから、どちらもプログラム変更なしで、いくらでも変えられます。
これはデータ観測の手法をいくつも持つのに似た効果があります。
このZIKUUコアサービスがあると、分野や規模に関わらず、自前の研究装置を持つことができます。
歴史が好きな人は歴史研究所、文学が好きな人が文学研究所、を一人で作れます。
AIやエージェントというと、効率化、最適化、コスト削減などが語られることが多いですが、ZIKUUはそういうことに興味がなくて、ダグラス・エンゲルバートが、1962年の論文 Augmenting Human Intellect で提案した、複雑な問題を理解し、解決する人間の能力を高めることに関心があります。